人間万事塞翁が馬
・これの意味について深く考えたことはなかった。
・負けから得られるものはある。
・と、岡田武史氏が当該故事を摘示しつつテレビで語っていた。
・ミスから得られるものがある。
・シンプルに、①足りないものを把握する、②それを埋める。
・これを意識するかで人生ぜんぜん変わるな。と思いながらこれまで生きてきた。
・とすると、自分の座右の銘として紹介すべきなのは「人間万事塞翁が馬」なのかもしれない。
・大失敗しないために小失敗しておく。みたいな言い方がされることもよくある。
・もっと陳腐な言い回しになると、「事業が成功するかはいかにPDCAを回していくかで決まる」。
・VCの方が経営者に対し、「能力よりも情熱の方を見てるかも」と言っているのも最近たまに耳にする。内心は不知。
・自分の実感としても「仮説・検証を回し続ければほとんどのことはなんとかなるな」と、今のところは思えている。
・とすると。
有限のパン
・当たり前体操。
・生活も貨幣も言語も「関係」の中でのみ成立。
・生じた問題は、「私」ではなく「私たち」の問題として解消せざるを得ない。ことの方が多い。
・小さな世界の王様になろうとも、そこには米もないし人もいない。
・問題の根源の多くが「有限」にあることは素朴に分かる。
・経済学の教科書の2ページ目に書いてある表現でいえば「稀少性」。
・時間、お金、心の余裕。
・酸素のように、無限にみなせるものは少ない。
・酸素といえども閉ざされたエレベータの中では前景する。
・「有限」は、「配分」や「交換」を要求する。
・自分の手札と他人の手札。
・食べたパンの数のように埋めてしまったもの。ただ見えなくしたにすぎないもの。
・エントロピー体操。
・「みなし無限」と「有限」はゼロ距離。
・とはいえ、開くことを信じてエレベータに乗るほかない場合もある。