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偶然の恵比寿

恵比寿の弁護士 藥師神 豪祐のブログ

偶然を祝いたい

物々交換って本来難しい。という話を久しぶりにした。

例えば「豚肉を持っている。魚が欲しい。さて。」というセッティング。この場合、プリミティヴな状況下では「①魚を持った②豚肉を欲しがっている人」を探す必要がある。それはいくら何でも非効率で途方も無い。そこでどうしたかというと「市(イチ)」が発生した。交換したい人たちが現実世界でメルカリした。今でも四日市八日市という地名が残されている。これは「毎月四日にここに集まろうね」という約束が土地に張り付いたものだ。とはいえ「市」で集まっても、当然ながら、欲しがっているズバリのものを持っている人に出会うのは大変だ。そこで「まあこれはみんな欲しがるよね」というものと交換するようになった。日本ではそれが稲や布だったと言われている(稲はネの音が「値」として残り、布は紙幣の「幣」として残った。と言われているがそこは本質じゃないし信じてもいない)。その後、それなりの年月をかけて、金や銀、兌換紙幣(「いつでも金に交換しますね」という約束のある紙幣)、不換紙幣となった。お金ってそういうものなんですよね。

でもなんだろうな。物々交換ってロマンがある。偶然を祝いたい。豚肉を持っていることをもっと伝えたいし、魚を欲しがっていることをもっと伝えたい。伝えられたい。