偶然の恵比寿

恵比寿の弁護士 藥師神 豪祐のブログ

ヒント

思えば、常に周囲の様々な人からヒントをもらってきた。そのヒントたちによりなんとか生かされてきた。運よく。

自分がヒントを出す役割を担う瞬間が、少しでも増えるといいと、最近とても思う。例えばこれからの生き方だなんて長々と書いたけれど、それは要するに、ヒントを交換し合ってみんなで自分の身の回りを改善しようというコンセプト(卒業生たちに、会いたいなぁ)。

そこではだれも手柄やお金を欲しがらない。そうかこれは自分好みのコンセプトだったのか。と最近ふと気が付いた。

家族や友人が徹底して与えてくれているヒントがある。「優しさ」(ユーモアなんかもこれに含まれる)こそが、最も得がたくて価値があるということ。そして優しさを手にし続けるためには、善人たろうと無理する必要はないということ。自分の根底にあるものを変える必要なんてないということ。歪なポジションを取る必要もないということ。必要なのはただただ知性(好奇心なんかもこれに含まれる)であるということ。それは能力というより、生きる態度に関わるものであるということ。命に対する態度であるということ。

チャットモンチーが、足を引っぱらずに手を引っぱってと歌っていた。少しでも開かれた安らかな場所にいきたい。これが吉良吉影の心境だとしても。